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論語と算盤

渋沢栄一氏が書かれた本を、守屋淳氏が現代語訳された本。

私自身、旧財閥系を重んじるところがあり、渋沢氏を軽くみしてしまうところがありました。よって「論語と算盤」が評判となってもなかなか読む気にならず、たまたま図書館で借りる本がなかったため、手にとったようなものです。

さて富山といえば、なんといっても安田善次郎翁。駅前に銅像がありますし、駅すぐそばに公園もあります。私がお世話になった富士銀行の前身は翁の創られた安田銀行。渋沢氏の創られた第一国立銀行(第一勧銀)、さらには興銀の3つ合併し、みずほ銀行が誕生いたしました。「論語と算盤」を最近ようやく読む気になったのは、以前のライバル行から、同志関係に変わったことも原因なのかもしれません。

渋沢氏の頃は、商人というのは金儲けをする賎しい者と見下されておりました。

孟子の「財産をつくれば仁の徳から背いてしまう 仁の徳を行なえば財産はできない」という考え、遠く時代の離れた、現代の私にもなんとなくわかります。

そんな中、渋沢氏は商人も道徳を持って正々堂々とすべきだ、と説かれています。そして成功や失敗を、心を込めて努力した人の身体に残るカスだ、と。それなのに、世の中は大切な「天地の道理」を見ず、カスのような金銭や財産を魂としていること。

成功や失敗といったレベルの低い価値観にとらわれるべきではない、といった思想、混迷の現代だからこそ噛み締めるべき思想だと思います。ちなみに儲けるノウハウなんてのは書かれていませんので、浅はかな態度で読むと何か書かれているのか理解できないかもしれません。

さて著書を読んでいて思ったのが、石田梅岩氏に思想が極めて似ていること。両者にいえるのは、価値観の次元の高さだ、と思いました。

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